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Q10は「少し多め」が正解

週刊文春7月24日号「健康サプリは本当に効くのか?」に、コエンザイムQ10が掲載されました。

コエンザイムQ10は「三日に一度、少し多め」が正解

ここ数年で知られるようになったコエンザイムQ10。玉石混淆の批判もあったが、疲労回復や風邪予防、美容にアンチエイジングなど、様々な効果があることが定説になりつつある。

「1957年に発見された、比較的新しい物質です。体内のすべての細胞や血液の中に存在していますが、心臓や肝臓、腎臓といった臓器にとくに多く存在しています。心臓病の患者はコエンザイムQ10が少ないことから、元々は心不全の治療薬として使われていました。日本国内では、2001年からサプリメントとして扱えるようになっています。」

「細胞の中にあるミトコンドリアがエネルギーを生産する際に働く酵素の作用を助けます。エネルギー生産には必須の成分で、コエンザイムQ10がなければ生命活動が維持できないのです。また、抗酸化作用があるのも特徴です。体内でビタミンC、Eと一緒に作用することで、活性酸素によって細胞が酸化、つまり錆びてボロボロになってしまうのを防ぐ役目を担っています。」

問題なのは、その体内量の変化だ。コエンザイムQ10は体内で合成されるが、二十代半ばからは生産量が減っていく。これほど重要な成分にも関わらず、加齢と共に減少してしまうのだ。個人差はあるものの、五十代になれば必要量の三、四割が不足していることもあるのだ。その結果、エネルギー生産量が減ってしまい、すこし動いただけで「疲れた」「体がだるい」と感じるようになってしまうという。

そこで食べ物での摂取量を増やす必要がある。コエンザイムQ10は魚や肉、ブロッコリーなどの野菜に含まれており、日本人は平均で、一日あたり五ミリグラム程度を食事から摂取している。だが、日常的な食材のなかで一番多くのコエンザイムQ10が含まれているイワシでさえも、百グラム当たり六ミリグラム程度。

「そこでサプリメントで摂取するのが合理的なのです。問題は摂取量ですが、少量を毎日飲むよりは、三日に一度、少し多めの百ミリグラムを摂るのが一番おすすめです。それというのも、少量だと小腸内の微生物などが吸収してしまい、体内まで届かないのです。多めに摂取しておけば、多少、小腸内で横取りされても、残りが体内の細胞まで届きます。また、一度体内に取り込まれるとしばらく作用します。疲労が抜けない時に飲むなど、体調を見ながら量を加減するのも方法です。実際に飲んで見て、効果を体感したら続ければいいでしょう。あまり変化がなければ、量を二~三倍にしてください。」

「医薬品として用いられる量が決められたのは、まだサプリメントとして許可される前で、しかもコエンザイムQ10が相当高価だった時代の話。海外の心臓病治療では一日三百~六百ミリグラム、サプリメントとしても百~二百ミリグラムが使われています。世界中で使用されていますが、深刻な副作用の報告はありません。」

また、スタチンというコレステロール値を下げる薬を飲んでいる人は、コエンザイムQ10の体内合成が抑えられるために、特に補充が必要だという。(記事より抜粋)



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