ウーマンコム コラム

夏の隠れ不眠にご用心

朝起きた時に「よく寝た」と感じられるように熟睡することは、脳と体の機能を高め、心身の健康維持にとても重要です。

睡眠にトラブルを抱えると、生活習慣病のリスクが高まったり、肥満やうつ病、寿命と関連することも実証されています。睡眠の大切さは知っていても、24時間活動できるような環境にある日本人の睡眠時間は短い上、熟睡できないという人が増えています。特に60歳以上では、3人に1人が睡眠に関する問題を抱えているといわれています。

夏になると、気温と湿度の上昇と共に不快指数が上がり、寝苦しい環境が続きます。そのため、もともと眠りに問題を抱えている人はもちろん、普段はよく眠れるという人でさえ、一時的に“かくれ不眠”に陥ることがあるのです。この状態が続くと、本当に不眠症になってしまったり、体力が低下して夏バテしたりと、いいことがありません。もちろん熱中症にもなりやすくなるため、「自分は寝なくても平気」などと軽く考えていると、一日の生活リズムが崩れて、秋以降の生活に影響が出ることも考えられるのです。

■夏は“かくれ不眠”の罠がいっぱい
人が気持ちよく熟睡するためには、“睡眠環境”“体のリズム”の2つを整えることが必要です。ところが、夏はこのどちらも困難にする条件が多く、快眠を妨げるのです。

“睡眠環境”を考えると、気温や湿度が上昇し、暑くて寝苦しくなることが第一の悪条件です。窓を開けて寝るのは不用心であると同時に、外の音が気になります。汗をかくのでシーツや枕もじっとりとして不快に。つまり、眠ろうとする人の五感に対して、不快な要素が揃ってしまうのです。

昼間に活動して夜はよく眠るという“体のリズム”の面から見ても、夏は“かくれ不眠”に陥りやすい条件が揃っています。日中の日照時間が長く、夜になっても気温が高いので、ついつい遅くまで外出したり、夜更かししがちです。朝は朝で夜明けが早く、朝から気温が高くなるのでゆっくり寝ることが難しくなります。そのため、普段とは違う遅寝早起きというリズムになり、睡眠不足や熟睡できない状態を招いてしまうのです。


もしかして夏の“かくれ不眠”?Check
□ 夜遅くまで外出したり、ついつい夜更かしをしてしまう
□ 寝る直前に食事をしたり、お風呂に入る
□ 暑くてなかなか寝つけない
□ 寝る時は、暑くてもエアコンや扇風機を消して我慢する
□ 寝苦しくて、夜中に何度も起きてしまう
□ ビールや冷たい飲み物をよくとるので、夜中に何度もトイレに行く
□ 朝、普段よりも早く目が覚める
□ 起きた時に「よく眠った」という実感がない
□ 1日に1時間以上、昼寝をしている
□ 夏、よく眠れないのは当たり前だと思う

■診断結果■
1つでも該当する人は、“かくれ不眠”の可能性が。生活や環境の改善を。