ウーマンコム コラム

夏の疲れは細胞のダメージ修復がカギ

たくさんの要因が重なり合って蓄積する夏の疲れ。どう対処すればいいのでしょうか?

■夏疲れには、細胞ダメージを抑えるのが先決
疲れには、筋肉の疲れや脳の疲れなど、いろいろありますが、共通していえるのは“細胞がダメージを受けて修復が追いつかず、体内の細胞が傷ついた状態”ということ。そのため、細胞にダメージを与える活性酸素を消去する抗酸化食材が重要です。クエン酸も疲労をやわらげます。

日常の活動のエネルギー源になる糖も大事。体や頭を使ってクタクタになった時には、甘いものが欲しくなるはず。すぐにエネルギーになるのは糖です。

この細胞の修復に必要なのがエネルギーで、それには酸っぱい食材に含まれるクエン酸や酢酸の作用が役立ちます。クエン酸や酢酸は、体内で糖分がエネルギーに変わる課程に何かしら関与していると考えられるため。

ちなみに、漢方には、酸っぱいものと甘いものを一緒にとると滋養になるという考え方(酸甘化陰)も。必ずしも同時に食べる必要はなく、一食の中で、ご飯などと組み合わせれば、酸っぱい食材の効果は十分に期待できます。

また、カラフルな色素が特徴の夏野菜には、活性酸素を消去する抗酸化成分がたっぷり。夏野菜の力を借りれば、細胞が傷つくのを食い止められるわけです。一方、ウリ科などの水分たっぷりの野菜は、夏の水分補給に欠かせません。暑い夏の日にすいかやきゅうりがおいしく感じられるのは、体がそれだけ水分を欲しているということです。

漢方でも、きゅうりなどウリ科野菜の水分は、体液を補い水分代謝を改善する作用が期待できると考えられています。

■夏は、これら3食材を意識して毎日の食事に取り入れよう

1.エネルギー充電!食欲増進効果も!酸っぱい食材
酢・レモン・スダチ・グレープフルーツ・キウイ・パイナップル・梅干し

柑橘類や梅干しの酸味成分“クエン酸”と、酢の主成分である“酢酸”は、ともに細胞内でのエネルギー生成に関係すると考えられます。夏に落ちがちな食欲を回復させる効果も。

2.細胞の損傷を食い止める!抗酸化成分たっぷり野菜
トマト・青じそ・赤パプリカ・モロヘイヤ・ルッコラ・バジル・オクラ・マンゴー

紫外線などで増える活性酸素への対処が追いつかず、傷ついた細胞が完全に回復できない状態が疲労。活性酸素を消去する抗酸化成分が豊富な、カラフルな夏野菜の力を借りて、細胞のダメージを食い止めよう。

3.水分補給&水分代謝を改善!水分たっぷり野菜
きゅうり・ゴーヤ・冬瓜・レタス・ツルムラサキ・すいか・ズッキーニ

きゅうりやゴーヤ、冬瓜といった夏野菜は、なんと9割近くが水。水分補給になるだけでなく、漢方では、ウリ科の野菜には、体内の水分代謝を改善する効果があるとされる。