ウーマンコム コラム

ゆっくりじっくり胃腸を温めよう

胃腸をいたわり、体を温める食事の大切なポイントが“とろみ”。
さらさらとした物よりも、とろりとしたものの方が、温度をしっかり保ったまま、ゆっくりと消化器官を通るから。

ゆっくりと胃や腸を温めると、消化吸収能力が高まります。
消化や吸収を助ける酵素は、たった1℃下がるだけで、活性が落ちてしまうからです。
だからこそ、胃腸の動きをよくするためにも、温かいものを食べることが大切です。

寒い冬の夜に、とろりとしたシチューを口に運ぶと、ほわんと幸せな気持ちになりませんか。
これはも、とろみ食材のなせる技。
体が冷えて、酵素の働きが落ちていると、心をゆるめる神経伝達物質(セロトニン)の分泌もダウン。
逆に、とろーりあったか料理をとると、心も元気になります。

片栗粉や葛、米粉やお餅など、とろみづけに役立つ食材は色々。
とろみをつけると料理も冷めにくくなるので、冬の食卓にぜひ、とろみ食材を。

■とろみ食材

片栗粉:最も一般的なとろみ食材。じゃがいもから作られるでんぷんで、料理にとろみをつける他、焼き物や揚げ物の衣にも用いられる。

米粉:上新粉、白玉粉なども、とろみづけに使える。米のやさしい甘さもついて、ダマになりにくいのが特徴。

くず粉:葛の根から作られるでんぷん。なめらかで口当たりがよい。温め効果が高く、漢方薬の葛根湯でもおなじみ。

もち米:うるち米よりも粘り成分のアミロペクチンが多い。お粥に使うのがおすすめ。

おもち:スープやだし汁、鍋などに入れて柔らかくなるまで煮込むだけで、スープや出しの粘度が高まる。

他にもいろいろ:小麦粉、雑穀、なめたけ、長いものすりおろし、れんこんのすりおろし、じゃがいも など