女性の健康について、詳しく

タグ検索:妊娠

妊娠・出産のQ&A (2)

妊娠から出産まで

■妊娠可能な年齢
Q.40代中盤、更年期も気になるようになってきましたが、初産で何才くらいまで子どもを授かることができますか?

A.一般的には40才を過ぎると自然妊娠しにくくなってきます。

理論的には閉経を迎えるまで、妊娠できます。現在では医学の進歩により、50才台でも妊娠する可能性はあります。ただし、年齢を重ねるにつれて卵子も老化していくため、一般的には40才を過ぎたころから自然妊娠率は急速に減っていきます。


■なかなか妊娠しない
Q.30代後半です。子どもが欲しいのになかなか妊娠しません。高年だと妊娠しにくいのですか?

A.すでに半年たっているようなら早めに原因をチェックしましょう。

必ずしも「高年=妊娠しづらい」わけではありませんが、もし不妊治療をする場合は、早ければ早いほど妊娠する確率が高くなります。35才以上で、半年ほど様子をみて妊娠しないようであれば、早めの受診をおすすめします。排卵しているか、ホルモンに異常はないかなど、積極的に原因を調べる検査を受けたほうがいいでしょう。


■病院選び
Q.高年出産に関する専門の病院はありますか? どういう病院へ行けばいいでしょうか?

A.基本検査なのか不妊治療なのか何を望んでいるかによります。

妊娠機能の検査を受けるだけなら、最寄りの産婦人科でいいでしょう。もし、最初から強く不妊治療を望むのなら、不妊専門の外来のある病院へ行くほうがいいでしょう。早く治療を始めることができ、専門のカウンセリングを受けられる場合もあります。妊婦さんと一緒になり、精神的につらいということもありません。


■晩婚で妊娠できるか
Q.36才で来年結婚の予定です。早く子どもが欲しいけど、年齢的に妊娠できるかどうかが心配なのですが……

A.あらかじめ病院で基本的な体のチェックを受けておきましょう。

できるだけ早く子どもが欲しいなら、産婦人科で受けられる健康診断(ブライダルチェック)など、基本的なチェックは受けたほうがいいでしょう。妊娠できるかどうか、不妊や流産の原因になる性感染症などにかかっていないか、胎児に影響をもたらす可能性のある風疹の抗体があるか、などを調べてもらえます。


■出産のリスク
Q.35才になったら流産などの出産のリスクが増えるのですか?

A.35才は社会情勢を反映したあくまでも目安の年齢です。

確かに年齢が上がるにつれて、リスクは上がりますが、35才になった途端に突然というわけではありません。むしろ年齢よりも個人の体力や体質的な要因に左右されることが大きいのです。「妊娠高血圧症候群」の要因になる高血圧や肥満のケース以外は、普段から健康に気をつけて、とくに大きなトラブルがない場合は、それほど気にしなくていいでしょう。


■帝王切開
Q.高年出産は帝王切開になることが多いと聞きました。自然分娩で産みたいのですが、無理でしょうか?

A.体質的、臨床上の問題、産院の方針にもよるので、医師によく相談を。

高年だからという理由だけで必ず帝王切開ということはありません。帝王切開になるには、どんな場合でも必ず、体質的、あるいは臨床上の理由があるはずです。たとえばさかごのケースや、お産が長引いたときに、母子の安全と体調を考慮して早めに帝王切開を選択することはあるかもしれません。通常は健康に留意した生活を送っている人なら、自然分娩も十分可能です。ただし産院によっても方針が違いますし、個人差もありますから、医師とよく相談することが大切です。


■体力の衰え
Q.年々、日常生活の中での体力のなさを実感。40才手前で出産・育児に耐えられるかどうか不安です。

A.規則正しい生活と体力づくりを心がけましょう。

一般的に年齢を重ねるにつれ体力は落ちていく傾向にあります。ただし個人差はありますが、健康的な生活を送っている場合は40才ならまだまだ体力があるほうといえます。とはいえ20代など若いころに過激なダイエットを続けていたり、長年不摂生な生活を送っている場合、体力が年齢より衰えている可能性は十分あります。妊娠してからでも遅くはないので、規則正しい生活とマタニティビクス、ヨガなどで体力づくりを心がけるようにしましょう。


■体形戻し
Q.若いときより産後の体形が戻りにくいのでしょうか?

A.妊娠前の今のうちから、ストレッチやヨガ、有酸素運動を。

筋力や基礎代謝も、個人差がありますが、年々衰えていきます。妊娠前の今のうちからエクササイズで骨盤まわりの筋肉を鍛えておくと、産後の体形の戻りに差が出てきます。妊娠後は無理のない範囲で、産後は体調を見て、医師の許可が出たらエクササイズを開始しましょう。ただし、授乳中は十分な栄養をとる必要があるので、体形を戻すことばかり考えて無理なダイエットは禁物です。


■赤ちゃんの先天的な異常
Q.おなかの赤ちゃんに先天的な異常があるかどうかを調べる検査にはどのようなものがありますか?

A.採血検査、羊水検査などがありますが、事前に夫婦でよく話し合って。

妊娠中におなかの赤ちゃんに先天的な異常があるかどうか調べる検査を「出生前検査」といいます。出生前検査にはトリプルマーカー、クアトロテスト、羊水検査などがあります。これらの検査によってダウン症候群などの染色体異常など、一部の先天性異常について調べることができます。トリプルマーカー、クアトロテストは血液検査でタンパク質やホルモン値を調べるものですが、いずれも確率を予測する検査に過ぎません。確定診断を下せるのは、おなかの上から羊水を抜き取って調べる「羊水検査」だけです。
検査を受ける場合はいずれも、検査結果をどう受け入れ、どう選択するかを夫婦で事前によく話し合ってから、検査に臨むことが大切です。


2011年03月31日 更新