女性の健康について、詳しく

おなかまわりの症状

胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・膀胱炎・虫垂炎・過敏性腸症候群・急性腸炎・危険腹膜炎・神経性頻尿

■急性、慢性以外にも神経性からくる痛みも、胃炎

急性と慢性がある。急性の場合は、みぞおち辺りに突然痛みが走り、胃のむかつきや嘔吐などの症状が起きる。一方、慢性胃炎は胃の粘膜に炎症がある場合。空腹時や食後に胸やけやむかつき、胃のもたれがある。
胃の検査をしても異常がないのに慢性的に胃に不快感がある場合は機能性胃腸症と呼ばれることも。これは、ストレスから自律神経のバランスが乱れることで胃の運動が低下して血行が悪くなったり内臓知覚過敏になり、胃に痛みや胸やけ食欲不振などの症状が表れる。

⇒治療法

急性胃炎は、症状に応じて薬を服用する。慢性胃炎の場合は、起きた症状に合わせた対症療法で、症状を緩和する。神経性胃炎は、胃に表れた症状を緩和する健胃剤とともに、精神安定剤などを処方される場合もある。

⇒予防法

胃の痛みや不快感が続き、病院で検査しても胃に異常がない神経性胃炎の場合、まずはストレスを溜め込まないように、リラックスする時間を持つこと。


■みぞおちの痛みと胃もたれ、げっぷの多発に注意、胃潰瘍

胃の粘膜にできた欠損が、粘膜下まで広がる病気。食後にみぞおちに痛みを感じたり、胸やけ、げっぷ、胃もたれ、むかつき、嘔吐を伴うことも多い。しかし、自覚症状がないのに、潰瘍だけが進行している場合もあるので注意が必要。胃の中では、食物を消化する消化酵素と、その酵素から粘膜を守る物質がバランスよく分泌されている。ところが、ストレスや刺激物の食べすぎなどにより、バランスが崩れ、消化酵素の酸が胃の粘膜を傷つけて胃潰瘍になる。また、ピロリ菌の感染に関係がないか調べるのも重要である。

⇒治療法

胃潰瘍が見つかった場合、薬物療法を行う。

⇒予防法

普段から酒や香辛料の取りすぎに注意する。


■空腹時の胃部の痛みや急激な腹痛が起きる、十二指腸潰瘍

胃潰瘍と同じように、食物を消化するとともに十二指腸の粘膜を攻撃する物質と、粘膜を保護する物質のバランスが崩れて、十二指腸の粘膜に潰瘍ができる病気。空腹時に胃の辺りに痛みを感じたり、潰瘍部分が出血した場合は吐血や血を含んだ黒い便が出ることがある。また、突発的な痛みを伴うことも。ストレスが誘発する場合のほかに、ピロリ菌とも関係があるといわれている。

⇒治療法

継続的に胃部に強い痛みを感じたり、便が黒ずんでいる場合には、すぐに内科で検査を。薬物による治療が中心だが、出血している場合には、内視鏡下で止血を行う。


■過労が原因でも起こる頻尿や排尿時の痛み、膀胱炎

大腸菌などの細菌が膀胱に入り、炎症を起きる。頻尿、排尿時の痛みや残尿感がある。時には、尿のにごりや血尿が見られる。この病気は、男性に比べて尿道の短い女性に多い。特に性行為後や月経後、トイレを我慢したときに起こることが多く、過労も原因のひとつ。

⇒治療法

細菌を外に出すために、水分をたくさん取って、排尿を促す。同時に抗菌剤を服用する。膀胱炎に発熱を伴うと、細菌が腎盂に感染した腎盂炎の発症も考えられるので早めに受診を。

⇒予防法

忙しくても、トイレの時間はきちんと取り、我慢をできるだけしないこと。また、腰を冷やさないこともポイント。


■右下腹部の痛みを放っておくと腹膜炎に、虫垂炎

右下腹にある盲腸の先端にある、虫垂に炎症が起きる病気。一般的には、盲腸とも呼ばれている。腹部全体か、右下腹へと痛みが移動し、吐き気や嘔吐を伴う場合もある。大腸菌などの細菌が虫垂に感染して起きるが、放置すると虫垂に穴があき、腹膜炎に至るケースも。

⇒治療法

検査によって虫垂炎と確定すれば、虫垂切除手術が行われる。軽い場合には、薬で治療をする場合もある。


■下痢、便秘、その両方を併せた3つの症状がある、過敏性腸症候群

腸のぜん動運動の異常が原因で起きる様々な症状の総称。腸のぜん動運動が悪くなって起きる便秘型。その逆で、ぜん動運動が過剰になり下痢を起こす下痢型。下痢と便秘を交互に繰り返す混合型に分けられる。どのタイプも、腸管の運動をコントロールている自律神経が異常をきたし、腸管の機能が正常に働かないことが原因。

⇒治療法

下痢止め薬、整腸薬などの対症療法的な薬を用いる。

⇒予防法

過敏性腸症候群を引き起こす自律神経の異常は、ストレスが原因。そこで、腸管の働きを改善するために、まずは睡眠や規則正しい生活を心がけること。また、ウオーキングなどの軽い運動を続けることも、自律神経の働きを正常化して、腸管の機能を活性化するのに役立つ。


■急激なおなかの痛みに下痢や嘔吐を伴う、急性腸炎

突然、強い腹痛が起き、下痢とともに発熱。嘔吐などの症状が急激に起こる。急性腸炎の場合、感染性と非感染性とで治療法が分かれる。感染性腸炎はカンピロバクター菌などの細菌のほか、ノロウイルスなどのウイルスが腸管に入り込むことで発症。一方、非感染性腸炎は、卵エビなど特定の食品のアレルギーで起こる。暴飲暴食や冷えなどで腸管が強い刺激を受け炎症を起こして発症する場合も。

⇒治療法

細菌性腸炎は、抗菌薬を服用する。また、下痢になった場合脱水で減った分の水分をしっかりと補給すること。


■突発的な腹痛は早めに処置しないと、危険腹膜炎

腹部全体の臓器を覆っている腹膜に細菌が感染して、炎症を起こして突発的に発症。症状がどんどん悪化し、放っておくと生命の危機もある。突然の腹部全体の痛み、発熱、嘔吐などが起きたら、迷わず病院へ。急性腹膜炎はクラミジア感染などの子宮や卵巣の炎症などでも起きる。また、慢性的な腹部の痛みが、月日がたつにつれ徐々に悪化する慢性腹膜炎もある。慢性の場合、部分的な腹痛がどんどん広がってひどくなってくる。

⇒治療法

急性、慢性ともに診断が決定したら手術を行う。早めに見つかれば大事に至らないので、痛みを感じたら、先延ばしにせずに早めに病院へ行くこと。


■トイレが気になって尿意を頻繁に感じる、神経性頻尿

長時間トイレに行かれないと思うと尿意を強く感じるが、トイレに行っても小水が出るわけではない。このように、頻繁に尿意を感じたり、排尿後も残尿感がある。膀胱や尿管に異常がないのに、このような症状が見られる場合には、ストレスが原因の神経性頻尿と診断される。

⇒治療法

ストレスの原因を取り除くことが一番の治療法。ゆっくり休んだり、運動をするなどして、ストレス発散を。精神安定剤を使って治療する場合もある。




 

php_banner_300_250 (4)


2011年03月31日 更新