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気になる不調

甲状腺機能亢進症・心不全・不整脈・水疱帯状疱疹・単純性疱疹・発疹薬疹

病院に行くまでもないような症状だから…と、自己判断しないこと。その裏には、大きな病気が隠れている可能性も


■ホルモンの過剰な分泌が原因、甲状腺機能亢進症

のどぼとけのすぐ下にある器官、甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンの量が過剰になる病気の総称。最も多く見られるのがバセドウ病で、眼球突出、食欲があってたくさん食べているのにやせてしまう、暑がる、イライラする、動悸や脈が速くなるなどの症状が起きる。

⇒治療法

甲状腺ホルモンの生成を抑える抗甲状腺ホルモン薬を服用する。効果がない場合は、甲状腺の一部を切除する外科療法や、放射性ヨードを服用する放射線療法を行う。妊娠中に抗甲状腺ホルモン薬を服用しても胎児への影響はほとんどないが、服用前に必ず産科医に確認を。


■心臓の働きが低下して起こる息切れや手足のむくみも、心不全

心不全は病名ではなく、心臓の働きが低下し、体内に十分な血液を供給できなくなった状態のこと。原因は、不整脈や高血圧、心筋梗塞、肺梗塞など様々。体内に血液を送り出せなくなるので、体内に酸素が足りなくなり、疲れやすい、息切れするなどの症状が表れる。
血液の循環も滞るため、手足が冷えたりむくむことも。急激に症状が表れる場合を急性心不全、慢性的に症状が続く場合を慢性心不全という。

⇒治療法

何が心臓の働きを低下させているのか原因をはっきりさせて、その病気を治療することが先決。循環器科を受診し、胸のレントゲンを撮ったり、血液検査や心電図検査を行い、原因を特定しよう。その後、原因によって水分を排出するための利尿薬や、心臓の働きを高める強心薬などを服用したり、手術による治療を行う。

⇒予防法

心不全を引き起こす不整脈や高血圧、心筋梗塞などを予防するため、減塩や減量、禁煙、禁酒などの生活習慣の改善を心がけて。


■心臓に流れる電気刺激の異常が原因、不整脈

脈が突然速くなったり、遅くなったり、または不規則に乱れる状態。心臓は、洞結節という所から発せられる電気の刺激が作られたため、によって収縮しているが、この洞結節以外の場所で電気刺激が作られたため、脈が飛んだように感じる期外収縮や、電気が異常に多く発せられる心房細動、電気刺激が正常な通路ではない所に伝わって起こるWPW症候群など、様々なタイプがある。


■皮膚に痛みを伴う赤い、水疱帯状疱疹

体の左右どちらか片方の皮膚に、ピリピリとした痛みや、チクチクするような痛みが起こる。その後、赤い水疱が神経に沿って帯状に広がることから、この名前がついた。水疱は特に胸から背中、腹部、顔にでき、触ると激痛が走る。服が触るだけで痛む場合も。原因は、小さい頃にかかった水疱瘡のウイルス。それが神経節の中に潜み、何年もしてから再び活性化して起こる。帯状疱疹は人に感染することはないが、水疱瘡にかかったことがない人にはうつることがあるので注意が必要。

⇒治療法

ウイルスの増殖を防ぐために、抗ウイルス薬を使用する。水疱がつぶれて化膿した場合には、抗生物質を服用。また、痛みを我慢するとその部分の感受性が高まり、痛みが治りにくくなることがあるので、我慢せずに鎮痛剤を処方してもらおう。帯状疱疹の治療は安静が第一なので、外出は避け、ゆっくりと体を休めることも大切。

⇒予防法

免疫力が低下するとウイルスが活性化するので、日頃から十分な栄養と睡眠をとり、疲れを溜めないように心がける。


■親しい人から移る場合も多い、単純性疱疹

一般的にヘルペスと呼ばれているもので、皮膚や粘膜に単純ヘルペスウイルスが感染して、痛みを伴う小さな水疱ができる。ウイルスには1型と2型があり、1型は唇の周りや顔に、2型は性器やお尻などに発症することが多い。水疱ができる前に、皮膚にムズムズとした違和感を感じることも。

⇒治療法

ウイルスの増殖を防ぐために、抗ウイルス薬を使用する。早期治療法が効果的なので、皮膚に違和感を感じたら皮膚科へ。

⇒予防法

単純性ヘルペスウイルスは感染力が強いので、ヘルペスを発症した人が使ったタオルや食器は、きちんと洗浄してから使用する。また、手で患部に触ったら、すぐに手洗いをすること。


■薬が原因で起こる皮膚の、発疹薬疹

服薬や注射などによって、体内に入った薬剤がアレルギーを引き起こし、皮膚に発疹となって表れる。重症な場合は、目や口などの粘膜に水疱ができたり、高熱を伴う場合もある。

⇒治療法

すぐに薬の服用を中止して、皮膚科へ。重症の場合は、ステロイド薬の内点滴治療法が必要になることも。


2011年03月31日 更新